脊髄空洞症&入院生活
2007年 06月 29日
[脊髄空洞症]というキーワードでここに来られる方もいるようなので、
自分の状況を書き記しておきたいと思う。
参考になれば幸いです。
-入院-
入院した病院は、脊髄空洞症の手術において数多くの症例を持つ
東京慈恵会医科大学付属病院。
入院期間は入院日・退院日を含めて13日間でした。
-手術~ICU-
入院して二日後の午前中に手術。
手術の際に後頭部の首に近い部分を5cm程度切るため、その部分は剃られる。
手術時間は3時間程度。
ただ、全身麻酔でやるため、麻酔が効くまでと醒めるまでの時間を含めると+2、3時間
手術後はICUへ。
自分の場合は、8:30くらいに手術室へ入り、出てきた正確な時間が定かではないが2:00頃にICUに入ったはず。
ICUに入ってから家族と面会したが、まだ麻酔が醒めきってない状態で気持ちは上の空な感じ。耳から話している声は聞こえるが、半分寝ているような・・・。
ICUでは術後の熱(37℃~38℃)と頭痛、それに水が飲めないのが辛かった。
夜になったら完全に麻酔は醒め、会話もできる状態に。
しかしあまり寝られなかった。
次の日の朝(10:00頃)ICUを出て、CTを撮り、病室へ。
-術後-
手術の次の日の昼から食事は出たが、あまり食欲がなく少し手をつけただけ。
ちなみに食事は重湯とかの流動食じゃなくて、普通食。
術後はなんと言っても頭痛が辛くてしょうがなかった。
文字通り「割れるような頭の痛さ」だった。
髄液の流れの影響で頭痛がするそうだ。
起き上がったり、横になったりの動作がかなり苦痛。
術後食事が辛かったのはそのせいでもある。
手術の2日後あたりから頑張って車椅子に乗る。
頭痛は激しいし、慣れているはずの車椅子なのに怖いし、点滴は刺さってるしでなかなか大変だった。
日を追うごとに車椅子に座っていられる時間が伸び、頭痛も少しずつではあるが回復していった。ただ、起き上がったり横になったりの動作時はやはり痛んだ。
術後5日後あたりには、頭痛以外はほぼ回復して車椅子で走り回れるくらいになった。
病院内に長い坂があったので、体力回復&維持のために往復を日課にした。
-術前⇔術後の症状-
術前は右腕から肩、首筋にかけて痺れ、温度感覚障害があった。
術後、そのような症状の変化はほとんどなし。
若干、温度感覚が戻った気もするが、劇的ではない。
痺れの感覚が術前⇔術後で少し変化。
想定外だったのが、術後右耳が痛むようになった。
イヤホンをつけるのが痛かった。
今はよくなったが、あの時は「このまま痛いままだったらどうしよう」とかなり不安だった。
-入院生活 オマケ-
東京の大学病院というだけあって(?)若い看護師さんが多かった。
病棟のロビーからは東京タワーがすぐそこに見える
入院する棟は比較的新しく、ホテル、とまではいかないが結構きれい。
病院内はそれなりに広くていろいろ探検できる
by nori-hbr
| 2007-06-29 13:57
| 脊髄空洞症